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防水・撥水・耐水の違い

3水!? なんとなくわかるけど...

3水!防水、撥水、耐水の違い

スノーボードのウエアやグローブを選ぶときによく目にする「防水」「撥水」「耐水」。
一見同じように感じますが、実は意味が少しずつ違います。
違いを知っておくと、シーンに合わせたアイテム選びがしやすくなります。

【エリアマップ】ウェアコーナー

防水(ぼうすい)

水を通さない性能のこと。
生地自体に防水フィルム(メンブレン)が貼られていたり、縫い目にシームテープが施されていることで、長時間の雨や雪でも水が染み込みにくい仕様です。
スノーボードウエアでは「防水20,000mm」など数値で表記されることが多く、しっかりした防水性はゲレンデでの快適さを左右します。

撥水(はっすい)

水をはじく性能のこと。
生地表面に加工を施して水滴をコロコロとはじく効果があります。
雪や小雨ならしっかり対応できますが、時間が経つと加工が弱まり水が染みてくることも。
撥水は「表面処理」なので、定期的に専用スプレーや洗濯でケアすると長持ちします。

耐水(たいすい)

水にある程度耐えられる性能のこと。
「完全防水」とは違い、短時間なら水の侵入を防げるレベル。
例えば「耐水圧5,000mm」などと表記されるときは、「ある程度の雨や雪には耐えられるが、豪雨や長時間では浸水する可能性がある」という意味になります。
ちょっとした雪遊びや街中での使用なら十分ですが、ハードな雪山では防水性能の高いアイテムが安心です。




\ ついでにこれもおぼえといて~ /

透湿性(とうしつせい)

実は快適さを左右するのがこの性能。
透湿性とは、ウェアの内側の蒸れた空気を外に逃がす力のことです。
いくら防水性が高くても、内側に汗や湿気がこもってしまうと不快感や冷えの原因になります。
そのため、「防水 × 透湿」=水は通さず、蒸気だけ逃がす構造が理想的。
ゴアテックスなどの高機能素材は、このバランスを高次元で実現しています。